足のむくみ改善コース

むくみとは、身体はどのような状態になっているのでしょうか？
また、日常でむくみが生じる原因には何があるのでしょうか？

症状の改善を目指すためにも、むくみのメカニズムを確認していきましょう。

●むくみのメカニズム

むくみとは、体内の水分バランスが崩れて、細胞間に余計な水分が溜まった状態をいいます。
専門的な医学用語では、「浮腫（ふしゅ）」と呼ばれています。

とくにむくみやすい箇所として、脚が挙げられます。
下肢から心臓に戻る「静脈血」は、重力に逆らう形で上に向かって流れます。

しかし、何らかの原因で血液を押し戻す力が弱まると、脚に静脈血が溜まった状態になってしまうのです。
そして、下肢静脈内の圧力が上昇し、水分が細胞間に漏れ出ることでむくみへとなります。

血管自体のポンプ作用はもちろんのこと、血液を押し流すには「筋肉のポンプ作用」が大きな役割を果たしているといわれています。
また筋肉以外にも、むくみには食事（塩分濃度や栄養）や生活習慣も影響していると考えられています。

具体的なむくみの原因については、下記にて詳しくご紹介していきます。

むくみの原因はおもに「血行不良」であると考えられています。
日常生活では、どういった原因が挙げられるのでしょうか？

●運動不足

運動不足では筋肉のポンプ作用が十分に働かないため、脚に老廃物が溜まりやすくなるといわれています。

●筋肉の硬さ

筋肉の柔軟性が低下すると、むくみを引き起こしやすくなります。
筋肉の緊張によって血管が圧迫され、血行が悪くなってしまうためです。

●塩分過多

塩分の多い食事は、むくみにつながるといわれています。
体内の塩分濃度を保とうと、身体が水分を溜め込むためです。

また、栄養の偏りは水分の排出機能を低下させるため、むくみやすくなってしまいます。

●筋力低下

筋肉量が少ないと筋ポンプ作用が弱まり、むくみへとつながりやすくなります。
筋力が低下する要因には、加齢や運動不足などが挙げられます。

また、女性は生まれつき筋肉量が少ないため、男性と比べてむくみやすいと考えられています。

●長時間の同じ姿勢

デスクワークや立ち仕事などで長時間身体を動かさないと、重力の影響で脚に水分が溜まりやすくなります。

●冷え

冷えによって身体が緊張すると、血管が圧迫されて血行不良へとつながるといわれています。

●内臓疾患

心臓や肝臓、腎臓の病気によって、循環不全を起こしている場合もあります。
「片足だけ大きくむくむ」「急激にむくみが生じた」という場合は、一度医療機関で相談してみましょう。

むくみの原因として筋肉の硬さ、循環不全、冷え、水分バランスの乱れ、不規則な生活習慣、自律神経の乱れ、甲状腺ホルモン低下や代謝の低下、カロリー不足、運動不足、糖質の取りすぎ、タンパク質・野菜不足などが挙げられます。
まれに内臓疾患で腎臓や肝臓、心臓系の問題の可能性もあるため、病院などの医療機関への受診をおすすめさせていただく場合もあります。

筋肉の硬さや循環不全にはマッサージや温めることが効果的で、マッサージでの静脈・リンパ系の循環の改善や赤外線での温熱効果による血行促進、ツボの刺激も有効なのでソラーチによる足裏全体のマッサージ、ハイボルトやEMSによる炎症除去・神経筋促通法などを行います。

ご自身で出来るケアとして減塩、十分な水分補給で水分の代謝を促すことや、ストレッチ・適度な運動を行うことでふくらはぎの筋ポンプを促すこと、入浴などで身体を温め血行の促進をする、炭水化物・タンパク質・脂質・野菜のバランスの取れた食事を行うことで無駄な水を排出させるなどもご紹介しています。